フェーズメーションらしい癖のない高解像度のアナログ再生は非常に魅力的に感じます。
ここでフォノイコライザーをトランス使用でバランス配線。さらに無帰還回路の「EA-500」へ。
音に厚みが出て余韻の表現が繊細になる。この事により演奏している空間の広さがより
出てくるように感じるのです。これはかなり驚きの変化量!
ここで、「なぜバランス配線にするのか?」という話題に
そもそもカートリッジ → トーンアーム → フォノイコライザー
までのあいだで、トーンアームまではバランス回路で構成されているのに
フォノイコライザーに入力するときにもバランス接続にするのが”自然”ですよね?
という事。
カートリッジからフォノイコライザーも手掛けているフェーズメーションならではの
アプローチとして、この”バランス” → ”アンバランス”での長年の慣例接続に
一石を投じる事のできたメーカーとして今後歴史の教科書にも載りそうな
イノベーションを起こしたわけです!!
ここでトランスの優位性について。
少し前まではトランスを使用すると、ナローレンジで音が濁るとか言われていたものでしたが
実はコレ、使用している線材などによるもので本来ちゃんとした線材を使用することにより
電気回路を通らないトランスでの増幅回路は圧倒的にS/Nが良い!との事。
なかなかこのような奥まった話というのは通常聞くことが出来ないので、参加者の方々も
興味深く頷いていらっしゃいましたね。 |