オーディオショップケイキコラム
2017年6月30日

スタイリッシュでオシャレなデザイン

少しお手軽に楽しめるハイエンド

斬新なセパレート型SACDプレーヤーが完成です!

独特なデザインと先進的なオーディオ機器を有するPS AUDIOから、既存の同社D/Aコンバーターに接続して

SACDもデジタル伝送できるトランスポートが発売されました。

さっそく当店でもデモ試聴致しましたが、組み合わせるDACもなんと入力されたデジタル信号をすべてDSDに

アップコンバートしてからD/A変換を行うというPS Audioならではの先進的なシステムでの試聴となり

個人的にとても楽しみにしていたデモでしたのでぜひご紹介したいと思います。

マルチメディアディスクトランスポート”DirectStream Memory Player” (上)定価\750,000(税別)
DSDアップコンバーター搭載DAC”DirectStream DAC” (下)定価\460,000(税別)

この独特なデザインは使ったことは無い方でも見たことがあるという方は多いかと思います。

 

写真上の段が今回発売されたマルチメディアディスクトランスポートの"DirectStream Memory Player"

通称DMP。そして下の段がD/Aコンバーターの"DirectStream DAC"通称DSDAC。名前からして

興味をそそられますが、それは後で説明するとしてまずは使ってみます!

このロゴが電源スイッチ!さらに本体画面がタッチパネルになっており画面タッチでディスクトレー開閉!

音が鳴る前からワクワクが止まりません・・・

 

まずはSACDを一聴・・・

 

不覚にもSACD試聴中の写真を撮り忘れるほど夢中で聴きこんでしまいました。(1枚も写真が無いことに

このコラムを書き始めてやっと気づきました)

SACDの高解像度から感じる生々しさに、やはりDSD独特の滑らかな再現がとても気持ち良くさらに

PS Audioならではの少し明るめな表現で音のコントラストも非常に小気味よく再現されています。

音の好みは人それぞれですが、この音が好きな方は多いと思います!

 

今回のトランスポートの魅力の1つはやはりSACDのDSD信号をダイレクトにDACへデジタル伝送できる

というものですが、このDSD伝送は制約(大人の事情)があり、メーカーごと専用規格のデジタルケーブル

にて伝送しなければならず、これができる商品が例えば当店取扱商品でありますアキュフェーズですと

フラッグシップ機のトランスポートDP-950希望小売価格\1,200,000(税別)、DAC DC-950希望小売価格

\1,200,000(税別)の"HS-LINK ver.2"になります。これらの組み合わせは当店でも体験して頂いている

通り、ハイエンドならではのまさしく別次元の感動がありますが、PS Audioでも独自の専用ケーブルを

使用し、今話題の"I2S"にて伝送しています。アキュフェーズとはまた音楽表現が違いますが、なにより

単純に価格だけを見ても私が必要以上にワクワクしている意味がお分かり頂けると思います。

上の写真が"DMP""DSDAC"の背面端子部。専用規格のケーブルでデジタル伝送を行っています。

 

そしてもちろんこのケーブルで伝送されるのはSACDだけではなく、CDやUSBからのPCM信号も

デジタル伝送されます。

このPCM信号を受け取ったDSDACはDSDにアップコンバートしてD/A変換するという、これまたワクワク

させてくれるデモが続きます!

さすがDSDマスタリングの第一人者であるガス・スキナスをスーパーバイザーとして迎え開発した

DSDアップコンバーター!DSD独特の自然な暖かみを持って再生され、PS Audioの音楽表現と相まって、音楽を

体全体で浴びるようなとても気持ちの良い音の印象を受けました。

USB DAC等でよくアップコンバート機能のあるDACがたくさん発表され消えていきましたが、それらの製品で

いつも感じていたのが概ね「音のコントラストは出てくるが冷たく生気が薄い音」でした。"DSDAC"にはそれが

無く、今までにない全く新しいD/Aコンバーターのカタチを垣間見た気がします。

そしてこの機能、PS Audioオンリーワンの技術だそうです。

聴き慣れたCDライブラリーもDSD音源から奏でられる極上の音場を味わうことが出来ますよ!

                               ↓コチラがDACの画面。

さて、さらにトランスポート背面の端子を見てみるとLANコネクタとSD Cardスロットがあり、もちろん使ってみます!

 

CD等を読み込むときにLANケーブルでネットに繋がっていると、CDデータを照合しアルバム名や曲名、

アルバムジャケット等のデータを画面に表示できるようになり、さらにそのデータをSDカードに保存して次回からは

CD挿入後すぐにそのデータが表示できるようになる等、非常に使って楽しいプレーヤーです。

このトランスポートのカタログ文句「デジタルメディア、全方位・完全武装」とあるように

名前の「マルチメディアディスク」とはCD、SACDだけではなくDVD-AudioやHRxまでも再生でき、

さらにFLACやWAV等のフォーマットに対応した前面USB端子を装備。

さらにこのコラムでも説明しきれなかった高機能NAS「DELA」と組み合わせたDSDACを使用

することでまさしく死角無しのデジタル完全武装が完成します。

 

ご自分のオーディオを「完全武装」するもよし、DSDにご興味のある方はまずはDSDACからの

導入の場合もお気軽にご相談いただければと思います。

 

これから夏に向けて涼しい部屋にこもりたくなる季節ですが、どうせなら素敵な音楽に包まれながら

楽しく部屋にこもりませんか?

 

AUDIOSHOP KEIKI 小川