Accuphase 試聴会#17

今回のイベントレポートは、「アキュフェーズ新製品発表会」になります。

中でも特にCDプレーヤーDP-770においてはこの後ずっと品切れ状態が続くことになる

いわば「伝説の始まり」のように感じるイベントとなりました。

新製品である

SACDプレーヤー DP-770

純A級ステレオパワーアンプ A-80

AB級ステレオパワーアンプ P-4600

を中心にA級、AB級の違いやグレードの違い、そして今回は

アキュフェーズの設計に関わっていらっしゃる伊藤氏によるデモということで

独特な視点からの解説も印象的でした

【使用機材】グレード別に2セットのセパレートアンプシステムを使用致します。

〜SYSTEM 1〜
Accuphase SACDプレーヤー:DP-770
Accuphase プリアンプ:C-2300
Accuphase AB級ステレオパワーアンプ:P-4600
TAD スピーカー:ME1

〜SYSTEM 2〜
Accuphase SACDプレーヤー:DP-770
Accuphase プリアンプ:C-3900
Accuphase 純A級ステレオパワーアンプ:A-80
B&W スピーカー:802D4

〜その他〜
Accuphase クリーン電源:PS-1250

Accuphase DP-750(比較用)
Accuphase A-75(比較用)

まずは〜SYSTEM 1〜

(ちなみに今回使用のDP-770は生産出来上がってまだ1週間以内の出来立てホヤホヤ)

女性ヴォーカルからのスタート♪AB級ならではというところもあり音の輪郭がはっきり出てくる

印象がありましたが、このパワーアンプ「P-4600」。アキュフェーズが常に目指している

”低雑音化”等の他に今回は高出力パワーアンプ化というコンセプトがあるようなのです。

そこで単純にパワーを上げようとすると発熱の問題が出てくる。

また、高ダンピングファクター化。制動力、ダンピングファクターを上げるとどうなるのか?

さらにそれらに伴い内部配線をどうしたのか?

単純にスペックがどのくらい良くなったのか?という話もいいのですが

設計に携わる方らしい目線からのデモンストレーションはとても引き込まれる

お客様も多かったようです。(小川はもうずっと頷きながら聞いていましたよ)

その他にも天板のヘアライン仕上げの採用に関するお話し等、実際に

アキュフェーズを所有している方にとっても非常に興味深い内容の嵐です!

全て説明を受けたうえで聴くビッグバンドジャズは、静かなところから全楽器が

一斉に鳴り始める所などの反応の良さや聴いていて爽快とも思える軽やかに

鳴らしきるパワー感等、皆様とても納得感があったようですね。

そして次に〜SYSTEM 2〜

純A級ステレオパワーアンプの最上位機種!

当店でも常設店頭展示している機種ですが・・・

最上位機種の低雑音化は一体どうやっているのか?

前の機種から1db下げる事に関する苦労話は正直ココだけで映画1本撮れるんじゃないか?

と思える体験談はほんっっっとうにイベントならでは!

ノイズを測る計測器の測定限界に非常に近い値での攻防!そこで戦う人の

「乾いた雑巾を絞るような」という表現は、本当にそんな心境なのだろうな・・・

と思うのです。

さらにA-80に関しましても高出力パワーアンプ化が図られており、実は今回、8Ωで65Wに

パワーアップしていることはお気づきでしょうか?

ステレオパワーアンプのフラッグシップ機は代々60W仕様でしたので、今回のイベントで

はじめて気づいた方も多かったようです(笑)

 

音の広がりと広大な音場空間の中に満ちる密度の高い音楽のしらべ。

空間の反響音、余韻の残り方がより自然で演奏者の感情が込め方がより伝わってくるように

感じました。

大編成の演奏の場合、その感情の”うねり”がジャズで良く言われるグルーヴ感として

ありありと表現され、聴く側をその世界観に引っ張りこむような吸引力のようなものさえ

感じるのです!

 

この気持ちよさ、是非体感してみてほしい!

 

 

さて、お待たせしておりましたDP-770に関しまして

上位機種DP-1000と同じように見えない内部部品まで丁寧にゴールドに塗装されている

という所一つとっても日本製品らしい丁寧な意匠が見て取れる。

内部にいくつか使われているダンパーが、場所によって素材を変えて使っている等、

なぜそこまで・・・?と一旦思わせておいて、音を鳴らしたときの納得感が

予想のはるか上を行く説得力を持っているところに、アキュフェーズの凄さの一端を感じるのです。

 

音場空間の広さをしっかりと感じることができるのはこのプレーヤーの圧倒的な情報量による

ところがあると思います。

その広大な空間にしっかりと輪郭をもって存在するヴォーカルの実体感。さらに

その先にある耳障りの良さはお見事!との声も上がっていました!

特に今回、CDプレーヤーでこんなに良くなるのか?!と皆様驚いていたのが

非常に印象的でした。

 

アナログレコードやハイレゾ音源等、他にも色々音楽ソースはありますが、

CDもまだまだドキッとするような音がしますよ

 

 

 

この他にも伊藤さんの「機構設計」ならではの面白い話し、

例えば今回誰一人気づいていなかった(笑)パワーアンプのハンドルの形が

変わっている事など、書ききれない事はたくさんあるのですがその話はまた

別の、機会に・・・

 

 

最後に「クリーン電源のありやなしや」

も聴いて頂き、たくさんの方に「こんなに変わるの?!」と驚きとともに

とても興味を持って頂いたのですが、コチラも是非各ご自宅で!

どのくらいノイズが混入していて、そのノイズを除去すると音がどうなるのか?

という事も是非やってみて頂きたいですね

 

イベントでなくとも各機種試聴可能ですのでお気軽にお問合せ下さい!

 

2023/11/12 小川